実際の補償事例
ヨーロッパでは広く浸透しているEU261航空遅延補償金の制度ですが、日本ではまだ知られておらず、実際には請求できるケースにも関わらず権利を放棄している方が大半です。
EU261補償金が適用された場合、どのような補償を得られるか、実際の補償事例を見ていきましょう。
※本事例に限らず、判断に迷う場合はまずはご申請頂ければ、EU261.jpにて遅延・欠航の状況を精査いたします。
1800€ (約27.9万円)
エールフランス航空 遅延
同僚と計3人での出張の帰路。ニースからパリ・シャルルドゴール空港へ向けて飛行機がターミナルから動き出したのち、飛行機が整備作業のため引き返し。
整備完了後、3時間遅れでパリに着いたものの、パリ発羽田行の飛行機に乗り継げず、翌日の便に振り替えとなった。
2400€ (約37.2万円)
ブリティッシュ エアウェイズ 欠航
子供2人を含む4人での家族旅行。羽田発ロンドン・ヒースロー空港行の便に乗る予定だったが、前日に乗務員の人員繰りの都合のため欠航とのメールを受け取った。
その日の深夜発の他社便に振り替えとなったが、ロンドン到着が約18時間遅れた。
500€ (約7.8万円)
KLMオランダ航空 遅延
夫婦2人での旅行で、アムステルダムで乗り継いでベネチアへ向かう予定だった。アムステルダムからの短距離便が機材繰りで遅れており、空港で約4時間待たされた。
KLMオランダ航空に自身で請求を試みたが、短距離便の運航は別会社と言われ補償が受け取れなかった。
800€ (約12.4万円)
EasyJet 欠航
仲の良い友人4人の旅行でロンドン・ガトウィック空港からマルタ空港に向かう予定だったが、5日前にキャンセルのメールが届き、自動的に1時間半後の別の便に振り替えられた。
結果的には目的地への到着は最小限の遅れで済んだ。
1200EUR (約18.6万円)
Eurowings 遅延
3人の家族旅行で、乗り継ぎ予定だったデュッセルドルフからギリシャ・サントリーニ島へ向かう便にて、オーバーブッキングのため搭乗を拒否された。
次便の手配を受けたが、目的地到着が翌日となった。
750€ (約11.6万円)
WizzAir 欠航
シチリア島への3人卒業旅行。その帰路の便で整備作業のため遅延のアナウンス。当初1時間で出発の見込みとのことだったがしばらく経っても復旧せず、目的地のドイツ・フランクフルトの夜間運用制限にかかるとの理由で運航打ち切りとなった。
※本事例はあくまで一例であり、類似の事例でも航空会社により判断が異なりますのでご了承ください。 ※為替レートは1EUR = 155円で計算しています。
Passenger's Voice
自身で航空会社に請求をしてみましたが、日本の銀行口座は国際送金用のIBANコードが無いため対応していないと補償を断られてしまいました。
EU261.jpはユーロからの送金もスムーズで為替手数料も取られず、納得してお願いすることができました。
申し込み時点では入力内容に不備がありましたが、その日のうちに連絡を頂き、スムーズに申請を進めてもらえました。
航空会社からの返信待ちで2か月待ちましたが、進捗を問い合わせたところ詳細な説明で安心できました。
飛行機に乗った当日には、遅れの理由について特に説明はなく、航空会社にメールすると天候事由とことでした。
EU261.jpは遅延の原因が航空会社の主張する天候でないこととを突き止め、無事補償金を受け取ることができました。